
SWING
MITO
信頼のアクシス5の後継機は、
次世代ベーシックモデルの完成形
スパン方向に壁を作るウォール構造"RAST"を搭載し、究極の安全性を手に入れた! ミトは、ビギナーがパラグライダーの基本的な操作を実感しながらマスターしていくための大きな助けになるであろう。
安全性の新しい基準
ベストセラーのアクシス5(Aクラス)の後継機となるミトは4.85(実測)のアスペクト比に、ラスト(Ram Air Section Technology)を始めとする様々な革新的なテクノロジーを搭載している。ラストはスイングのオリジナル技術で、Bライン付近の翼内部をスパン方向への隔壁により、翼前後方向に2つの気室を設けたシステムである。翼前部は衝撃を吸収するバッファーセクション、翼後方は常にエアーを蓄え変形を抑えるコアセクションというように機能する。
2つの大きなメリットがあり、ひとつ目はパラグライダーでのフライトにおいてもっとも深刻なアクシデントと言える大きな翼の潰れがなくなる。これは翼後方のコアセクションがトレーリングエッジまで大きく潰れないように機能するためだ。
2つ目がライズアップ性能の良さだ。フォローでも翼前方のバッファーセクションに素早くエアーが蓄えられるため素早くスムースに立ち上がり、頭上にきてからは翼後方の気室の膨らみが穏やかなためブレーキのように作用することでシューティングを抑制するように機能する。
素早い立ち上がりとオーバーシュートが起こらないという、相反する傾向をラストにより実現したのだ。パラグライダーでのアクシデントはテイクオフとランディングに集中しているため、スイングの安全性を向上させるための明確なこの答えは、事故の軽減に大きく繋がることだろう。
安全・技術を向上させるための配慮
さらにミトには様々な最新技術が搭載されている。エアインテークにはシングルのナイロンスティックながら(穏やかな)シャークノーズ構造を持たせ、失敗の少ないより簡単なライズアップが行える。
リーディングエッジとトレーリングエッジには、スパン方向へ切り込みを入れた3Dシェーピングが施されている。トレーリングエッジからコード長に対して20%に設定されたミニリブは内縫いとし、縫い目が翼上面にでないように仕上げられ、しわのない滑らかな翼表面を形成している。この効果で、高速と低速域の充実を図り、失速速度を落とすことができ、たとえ低速からのフルブレーク操作でもスムーズな着地が行える。
パイロットとともに成長できる翼
ミトは他にもユーザーフレンドリーな装備により、パイロットの成長を高い安全性で支える翼となっている。接続ミスを減らすための右が緑で左が赤というように左右色分けされたライザーとブレークグリップ、メインライザーと太さを変えはっきりとわかり易い翼端潰し用ライザー、レベルに応じた遊び量を設定でき手から不意に外れてしまわないようにできるブレークグリップなどを備えている。
アクセルを5cm程踏み込んでいくと、心地よいスピード感を得ることができる。4〜5cm程度踏み込むことで最良滑空比を得られるセッティングで、この範囲では沈下が大きくない。ただ沈下速度を大きくするためだけではなく、滑空比を上げ翼の性能を引き出すための操作として、ミトのアクセル効果の明確な利点になっている。
(REPORT:Satoshi MEGURO)
SPEC INFORMATION
サイズ | XS | S | M | L |
セル数 | 34 | 34 | 34 | 34 |
翼面積(投影)㎡ | 19.94 | 22.54 | 25.14 | 27.74 |
翼面積(実測)㎡ | 23.00 | 26.00 | 29.00 | 32.00 |
翼幅(投影)m | 8.57 | 9.11 | 9.62 | 10.11 |
翼幅(実測)m | 10.56 | 11.22 | 11.86 | 12.45 |
アスペクト比(投影) | 3.68 | 3.68 | 3.68 | 3.68 |
アスペクト比(実測) | 4.85 | 4.85 | 4.85 | 4.85 |
飛行重量 kg | 55-80 | 70-95 | 85-110 | 100-130 |
機体重量 kg | 4.80 | 5.20 | 5.60 | 6.00 |
速度(trim/max)km/h | 47/38 | 47/38 | 47/38 | 47/38 |
安全規格(EN/LTF) | A | A | A | A |
価格(税別) | ¥418,000 | ¥418,000 | ¥418,000 | ¥418,000 |
[製造元]SWING/ドイツ
[輸入・販売元]ヘリグライド(株)
[URL]http://www.heliglide.com/