
SKYWALK
TEQUILA4
優しいフォルムに秘められた高性能!
ウィークエンドがもっと楽しくなる!
TEQUILAはSKYWALKのスタンダードクラスグライダー。ウィークエンドフライトを楽しむフライヤーを対象とし、SKYWALK独自のジェットフラップシステムと入念なハンドリングチューニングによる乗りやすさは、初代TEQUILAから多くのインストラクターやパイロット達から多大なる評価を受けてきた。そしてそのコンセプトは、多くのパイロットにファンフライトを提供し、また、確実に技術の向上に寄与している。
フリーライダーモデル
スカイウォークは、乗りやすさと扱いやすさをマイペースに形にし続けるシリアルモデルメーカー。テキーラはそんな同社のラインナップの中にあって“フリーライダー”と称されるBクラスモデルシリーズだ。
スカイウォークの開発チームは、そのフォルムをテキーラ3から大きく変化させた。「最新のスタンダードBモデルか?」と疑うほど優しい形をしており、数値で見ると、5.3だったアスペクトレシオは、テキーラ4においては何と5.2へと縮小されているのだ。
セル数はテキーラ3の44から45へと増やされ、高い剛性を発揮している。リーディングエッジに配されたリッジフォイルシステムと、リーディングエッジの構造的負荷を軽減する3Dシェイピングによるものも大きい。
また、Cラインアタッチメントの上面に配されたCワイヤーシステム、トレーリングエッジに配されたミニリブ構造により、滑空性能と速度の向上、立ち上げや空中でのアクシデントに対し、素早い形状形成を実現することにも大きく貢献している。
なお、リッジフォイル等、バテン構造に付き物なロッドの破損や取り扱いの不具合への対応策としては、柔らかく破損しにくいソフトバテンを採用。しなやかな素材を採用することで、強く折り曲げたとしても折れることはなく、また長期の収納に対してもクセがつくことはない。
スカイウォークらしさを体現するデザイン
テキーラ4のラインデザインは、テキーラ3に引き続き3ライナーシステムが採用されているが、本数を見てみると片側のボトムラインが2本減らされている。これにより、ライン抵抗はさらに20%軽減され、大幅な速度向上につながっている。
これらの斬新な構造だけを見るならば、ハイパフォーマンスモデルに匹敵するまったく新しいシステムと大胆な発想が採用されているが、そのハンドリングと安定性は、しっかりとテキーラシリーズにおいて最高の仕上がりとなっている。
テキーラ4をその手に取ってみれば、軽いタッチで立ち上がるライズアップ、さらに頭上での安定感に目を見張ることになるだろう。空中では、これまでにないスピード感と、軽いタッチで運動を表現する高い反応性を感じさせてくれる。これは、ジェットフラップシステムのポジションが翼センター側へと変更された効果で、翼はこれまでにないダイレクトな反応を示し、外翼の遅れによるストレスは完全に解消されている。山際でのセンタリングの継続はもちろんのこと、素早く反応したい細かいサーマルとの出会いに怯えたり身構えることなくフライトを楽しめるのは、嬉しい限りだ。
膨大な時間に試行錯誤を繰り返したハンドリングチューニングにより、スタンダードBのグレードに相応しいコンセプトを受け継いだテキーラ4は、週末の空を楽しみたいウィークエンドパイロットや、これから安全と共に耐空性をもって空を勉強したい練習生にお勧めしたいフリーライドモデルだ。
(REPORT: Tez SATO)
SPEC INFORMATION
サイズ | XS | S | M | L |
セル数 | 45 | 45 | 45 | 45 |
翼面積(投影)㎡ | 18.85 | 21.72 | 24.06 | 25.78 |
翼面積(実測)㎡ | 22.17 | 25.54 | 28.30 | 30.32 |
スパン(投影) | 8.50 | 9.12 | 9.61 | 9.94 |
スパン(実測) | 10.74 | 11.52 | 12.13 | 12.56 |
アスペクト比(投影) | 3.84 | 3.84 | 3.84 | 3.84 |
アスペクト比(展開) | 5.20 | 5.20 | 5.20 | 5.20 |
飛行重量 kg | 55-75 | 70-95 | 85-110 | 100-130 |
機体重量 kg | 4.7 | 5.3 | 5.6 | 5.9 |
安全規格(EN) | B | B | B | B |
価格(税別) | ¥460,000 | ¥460,000 | ¥460,000 | ¥460,000 |
[製造元]SKYWALK/ドイツ
[輸入・販売元](株)ゲインインターナショナル
[URL]http://www.gain-int.com/