ギア・インプレッション

PEAK5

NIVIUK

PEAK5

UNBEATABLE FLYING

アイスピーク エボックスで培った全てのノウハウを注ぎ込み さらに乗りやすさを加えた翼、それこそが新しいピーク5だ。ピーク5を駆ってコンペやクロカンでフライトの幅を広げて欲しい!

2020年のニビュークは精力的にラインアップを更新

 2020シーズンのニビュークは、ラインナップを大幅に刷新し、コヨーテ4から上位モデルのピーク5まで精力的に新型を投入している。今回はDクラス2ライナーで定評のあるピークシリーズの最新機ピーク5(ピークファイブ)を紹介しよう。昨年コンペティションモデルのアイスピーク エボックスをリリースし、ニビュークフリークに高く評価された。今回のピーク5もピーク4同様、2ライナーでありながら乗りやすいモデルとなっている。
 ニビュークに拠るとピーク5は「EN Dカテゴリー内で前例のないアクセシビリティを備えた高性能ウィング」と謳っている。また「アイスピーク エボックスのあらゆる技術を継承したモデル」であるとも言っており、前例のないほどの高性能を実現しながら、非常にアクセスしやすい扱いやすさを備えたDクラス機と言うことなのだろう。

そのフォルムはまさにエボックス

 Dクラス2ライナーで定評のあるピークシリーズの最新機ピーク5(ピークファイブ)のサイズは、全部で4サイズ。21?から26?なのだが、21と22は1?刻み、24からは2?刻みで70Kgから125Kgまでの重量をカバーする。セル数は85でピーク4の75から10セル増えている。平面アスペクトも6.95と6.8からやや大きくなった。
 グライダーを広げた印象は、まさにアイスピーク エボックスと見間違えるかのようなフォルムだ。ライザーはAが2本、A'が1本、Bは3本のライン構成で、Bライザーにはライザーコントロール用のバーが装着されている。
 テイクオフは翼中央から翼端に至るまで、一体感のある翼が比較的軽いテンションで頭上まで上がってくる。走り過ぎないようにしっかり抑えて頭上で一旦翼を止め、再度荷重をかけて走りこめばテイクオフは完了だ。翼全体の印象は、張りがあって剛性が高い。ピーク4は幾分しなやかさを感じることがあったが、エボックス譲りの堅い翼に仕上がっている。だからと言って、翼からゴツゴツとした不快な挙動や振動は一切ない。

リアルなコンディションでピーク5を満喫

 アクセルは踏み始めからとても軽く踏み込めて、それを維持するのも疲れない。ハーフアクセルを多用したが、ラフな空域でも前に突っ込むような動きは感じられない。安心して使えるアクセルはコンペシーンでは必須の性能だ。
 もちろん、スピードが増せばデリケートな操作が必要になるが、Bライザーのコントロールバーを軽く持ってテンションを感じていれば良い。フルアクセルまで軽く踏み込めるが、軽いが故に雑に踏み込まない方が良いだろう。ゆっくりと踏み込んでこそ、スムーズな加速に繋がるのだ。
 サーマルサーチ能力もアイスピーク エボックス同様、自らサーマルに向かって飛行するような挙動を見せる。このおかげで沖のターンポイントを取りに行った時にサーマルを探すのが非常に楽だった。

Cクラス機を十分に乗り込んだパイロットに

 ニビュークが自信を持って送り出したピーク5は、限りなくアイスピーク エボックスに近いパフォーマンスを持ちながらも、Dクラス2ライナーというハイスペックな翼とは思えない安定性を持ち、より飛行に集中できる性能を兼ね備えた間口の広いグライダーだ。
 ただし勘違いしないで欲しいのは、これは「誰でも乗れる」と言っているのではなく、しっかりとグライダーの動きを感知し、適切なコントロールができるパイロットにとって「とてもイージー」と言っているのだ。Cクラス機を十分に乗り込んだ上昇志向のパイロットには、ぜひ選択肢の一つとして加えてもらいたい。

(REPORT: Koichi Fujino)

SPEC INFORMATION

サイズ 21 22 24 26
セル数 85858585
翼面積(投影)㎡ 17.53 18.81 20.1 21.8
翼面積(展開)㎡ 20.5 22 23.5 25.5
スパン(投影)m
スパン(展開)m 11.94 12.37 12.78 13.31
アスペクト比(投影)
アスペクト比(展開) 6.95 6.95 6.95 6.95
機体重量 kg 5 5.3 5.5 5.8
飛行重量 kg 70-85 80-98 92-110 105-125
安全規格 DDDD
価格(税別) ¥600,000 ¥600,000 ¥600,000 ¥600,000

[製造元]NIVIUK/スペイン
[輸入・販売元](有)エアハートコーポレーション
[URL]https://www.airheart.jp

2020年4月号掲載)