
GIN GLIDERS
EXPLORER
思い切ってアクセルを踏み込んで
空の探検に出かけよう!
快適な操作性と安心感
最適化された荷重バランス
良好なピッチスタビリティー
効果絶大のダイレクトCライザーコントロール
全てはクロスカントリーパイロットのために
驚異の頭上安定
リアルなコンディションが望める朝霧高原で、Sサイズをミッドレンジの85?で試乗した。南の横風。翼のライズアップ特性を感覚的に感じ取るために、あえてフロントテイクオフを試みた。とても軽いにもかかわらず程よい手ごたえがあり、翼の左右方向への取られ具合や上がり具合が手に取るようにわかる。
その上、頭上安定のタイミングが計りやすく、この条件下で10秒以上翼を頭上に保つことができたのは驚きだ。翼の確認から加速まで十二分な余裕があり、ミスのないテイクオフが担保されている。
感触の良いアクティブ操作ポジション
ブレークコードプレッシャーは軽めで好感触。ブレークコードの遊びは10?以上、15?未満とちょっと長めだが、テイクオフ時にグリップに手首を通してライズアップすることで、頭上安定がたやすくできたので長すぎることはなさそうだ。
アスペクトレシオは6.1なので飛行中のアクティブ操作が必須だが、グリップに手首を通して、カラビナの上部くらいの位置がアクティブ操作ポジションになる。穏やかなサーマルソアリングでは問題ないが、グリップ位置は少し低めなので少しハードなコンディションでは手に一巻きして握り直し、積極的な操作ポジションで全体をコーディネートすると良いだろう。
高次元のアクティブセーフティーを実現
ファーストサーマルへの進入は、自然な加速感でピッチ方向に大きな変化はなく「入りが良い」印象だ。ターン始動時にブレークコードを引くとヨー先行で翼の向きが変わり始め、その後ロールがかかっていく旋回特性だ。
逆転層を抜けるサーマルを追いかけるときは、強いバンクを維持したセンターリングになるが、思い切ったブレーク操作で翼を先行させパイロットが後からついていくようなテクニックでも安心感が高い。乱れた空域でも翼は常に飛ぼうとしてくれているので、アクティブ操作はやりやすくアクティブセーフティーの高い翼であることが実感できた。
効果的なダイレクトCライザーコントロール
滑空比の良さと滑空の安定感は抜群だ。Cライザーコントロールは、3本あるCラインの2本が取り付けてあるCメインライザーと、Cライン外側が取り付けてあるCスプリットライザーを一緒に握りピッチコントロールするのが効果的だ。翼が潰れてしまうほどの乱れを感じたときは、アクセレーターを戻し即座にブレークコードの操作を実施してほしい。
サマリー
先にリリースされたスプリント3に続き、Bクラスの承認を受けたエクスプローラー。ライズアップ、ハンドリング、アクティブ操作、高速クルージングなど、全てにおいて軽快な飛行特性をストレスのない滑空性能で味わえる。熟練のクロスカントリーパイロットの為に開発されたエクスプローラーは、アスペクトレシオ6.1にも関わらず、コクーンハーネス使用時でもEN-B承認の安全性が魅力だ。リアルなコンディションで発揮できるエクスプローラーのパフォーマンスは計り知れない。
(REPORT:Kaoru OGISAWA)
SPEC INFORMATION
サイズ | XXS | XS | S | M | L |
セル数 | 59 | 59 | 59 | 59 | 59 |
翼面積(投影)㎡ | 17.11 | 18.39 | 20.09 | 21.71 | 23.41 |
翼面積(実測)㎡ | 20.1 | 21.6 | 23.6 | 25.5 | 27.6 |
スパン(投影)m | 8.85 | 9.187 | 9.59 | 9.97 | 10.35 |
スパン(実測)m | 11.07 | 11.48 | 12.00 | 12.47 | 12.95 |
アスペクト比(投影) | 4.58 | 4.58 | 4.58 | 4.58 | 4.58/td> |
アスペクト比(実測) | 6.1 | 6.1 | 6.1 | 6.1 | 6.1 |
飛行重量 kg | 55-75 | 65-85 | 75-95 | 85-105 | 95-115 |
機体重量 kg | 3.2 | 3.4 | 3.7 | 3.9 | 4.1 |
安全規格 | B | B | B | B | B |
価格(税別) | ¥530,000 | ¥530,000 | ¥530,000 | ¥530,000 | ¥530,000 |
[製造元]GIN GLIDERS/韓国
[輸入・販売元](有)アエロタクト
[URL]http://www.aerotact.co.jp/