
DUDEK
SNAKE1.2
ダイナミックな飛行を愛する
経験豊富なパイロットへ!
もっとスピーディにスラロームやクロスカントリーを楽しみたいパイロットに朗報!
進化したSNAKE1.2はパワーアタックシステムを標準装備
低速から高速まで容易にスピードコントロールが行え安定した飛行が可能だ。
最強の組み合わせをチェック!
ニュークレオンXXのオーナーで、もっとスピーディにスラロームやクロスカントリーを望むパイロットに朗報だ。無風でのライズアップが余裕で上がり、低速から高速飛行まで安定して楽しめる。パワーアタックシステムの標準装備で、アクセルバーによるスピードコントロールが容易に行える。届いたばかりのスネーク1.2のレポートをお届けしよう。
今回試乗した20㎡は、容易に離着陸ができる一般向けのサイズ。エンジンは新しいミニプレーンABMリジッドケージ1500mmを合わせた。直径1400mmのカーボンプロペラは驚きの大きさで、まさにビッグプレーンになっちゃったと言う第一印象。ユニットの重量は19.5kgで、見た目よりとても軽く扱いやすいフレームになった。セットアップはアルミのプロペラガードを差し込むだけ、エアロチューブとテーパーチューブで十分な強度が得られる。
パワーアタックシステムで速度を自在にコントロール
3m/sくらいの風の中クロスハンドでテイクオフ。まず気が付くのがクルージングの音の静かさだ、回転計で6000rpm通常なら6500rpm必用なのにエンジン回転が低くなっている。推力に余裕がある。フルパワーで上昇をしてみると、Top80では無いような上昇率を示した。さすが!ヨーロッパでの評価テストで、高度3000mでもさらに上昇が可能とレポートされているエンジンだ。
低速でクルージング。旋回性能はスネークXXゆずりの2Dシステムで軽快に動け、ちょうどニュークレオンXXとスネークXXの中間のような感じ。トリムをフルオープンにしてみると、ピッチ安定が強くなり心地よいスピードになる。フットアクセルをフルまで踏むと、簡単に最大速度に到達する。この時点でのコントロールはTSTラインを使うと、スムーズな方向修正が可能だ。
早々パワーアタックシステムを使ってみる。コネクターを接続してパワーアタックプーリーを稼動、トリムは6の目盛にセットした。踏めば加速、戻せば減速と、フットバーによるスピード管理が簡単に行える。後は2Dシステムを駆使しイメージ通りにクイックターンを楽しんだ。
2Dシステムは、スポーツパイロットにとって非常によく知られているシステムだ。1つのハンドルにメインステアリングラインのプーリーを通って中央後縁の2/3に影響を及ぼす内側ラインと、外側の1/3にプーリーの無い外側ラインとからなる。外翼と中央翼を別々にコントロールできるシステムだ。
着陸は20㎡なので早いのかと思うが、意外と低速で着陸できる。低速性能も良好だ。スネーク1.2は、スネークXXをさらに乗りやすく安全性を向上していると感じる。
リジットケージに変更になったミニプレーン
長い間販売されてきたミニプレーンのプロペラガードは、グラスロッドで構成されていた。今回、エアロチューブとテーパーチューブで構成したアルミ固定式ガードでの販売になった。4分割に取り外しができるのでとても小さくなり、エンジン本体も2分割フレームなのでとてもコンパクトになるので乗用車での移動も可能だ。硬いジュラルミン製なので、全体の硬質も高くなった。
気になる重量は大口径の1400mmプロペラを取り付けているのに、ほとんど変化がなかった。反って軽く感じるのは、重量バランスが良くなった影響だろう。今後は各プロペラサイズで発売される。
(Report:Ryoya Igarashi)
SPEC INFORMATION
サイズ | 16 | 18 | 20 | 22 | 24 |
セル数 | 58 | 58 | 58 | 58 | 58 |
翼面積(投影)㎡ | 13.93 | 15.67 | 17.41 | 19.16 | 20.90 |
翼面積(展開)㎡ | 16.00 | 18.00 | 20.00 | 22.00 | 24.00 |
翼幅(投影)m | 7.88 | 8.36 | 8.81 | 9.42 | 9.65 |
翼幅(展開)m | 9.63 | 10.22 | 10.77 | 11.30 | 11.80 |
アスペクト比(投影) | 4.46 | 4.46 | 4.46 | 4.46 | 4.46 |
アスペクト比(展開) | 5.05 | 5.05 | 5.05 | 5.05 | 5.05 |
飛行重量 kg | 65-90(105) | 70-100(120) | 80-110(130) | 85-120(145) | 95-130(160) |
機体重量 kg | 4.6 | 4.9 | 5.6 | 5.8 | 6.35 |
安全規格(DGAC) | pend. | pend. | pend. | pend. | pend. |
価格(税別) | オープン | オープン | オープン | オープン | オープン |
※カッコ内は経験豊富なパイロットのための最大許容離陸重量。
注意1:パラグライダーは翼荷重に応じて動作が大きく変わる。最大負荷は最高パイロットスキルを採用する必要がある。
注意2:DGACの証明書は飛行試験と飛行中の飛行試験に基づいている。フランスでは必須であり多くの国々で信頼できると認められている。
MINIPLANE ABM XXL Rigid CAGE
エンジン名 | TOP-80 v2 |
エンジン仕様 | 単気筒2サイクル |
冷却方式 | 強制空冷ファン式 |
エンジン性能 | 16 h.p./9200 R.P.M. |
推力 | 56 kg |
始動方法 | ショルダーリコイルスターター 飛行中の再始動可能 |
排気マフラー | アルミ ローノイズ イグゾースト |
キャブレター WALBRO | インテークサイレンサー |
フレーム構造 | アルミニューム分割ガード6分割 |
プロペラサイズ | 1400 mm |
減速方法 | ローノイズ ギャリダクション |
搭載燃料 | 12リットル |
ガソリン/オイル 混合比 | ハイオク無鉛ガソリン(Castrol TTS 50:1) |
最大飛行時間 | 約3時間から約4時間(空気密度と翼面加重の条件による) |
重量(ハーネス込み) | 約19kg |
最大パイロット体重 | 110kg |
ハーネス | クイックバックル |
ユニット寸法 | 1500×1500×50 mm |
[製造元]DUDEK/ポーランド
[輸入・販売元]フライトシステム
[URL]http://wwwing.org/