
APCO
SWIFT R
APCOハーネスの最高峰
スウィフトR 登場!
整流効果を高める大型リアフェアリングとフロントとボトムに配置した2カ所のレスキューパラシュートコンテナ、17cmエアフォームプロテクターを装備。 XCやコンペパイロットのために開発された、軽量コクーンハーネスだ!
コンペパイロット待望のコクーンハーネス
2010年にリリースされたブレードポッド以来、6年振りのポッドハーネスがスウィフトRで、クロスカントリー・レース用として徹底したエアロダイナミックフォルムと究極のスリム化が図られている。 長時間のフライトが不可欠なクロスカントリーシーンでは、パイロットの操縦を効率よくパラグライダーに伝える必要がある。ABS(オートバランスシステム)を筆頭に、簡単かつスムーズに行える各部のアジャストは評価の高いシステムを受け継いでいる。プロテクションは最大厚17?のバックエアーフォームプロテクターを採用し、アクシデントからパイロットを守ってくれる。 コクーンハーネスは空気抵抗の軽減は重要だが、ハーネスの快適さを犠牲にすることはできない。シートプレートとレッグプレートを装備し、パイロットに触れる部分はソフトなパッディングにより通気性を重視するデザインになっている。 ポッド内という限られた空間で、自在にアクセルを使いこなすには相当の脚力が必要だ。そこでスウィフトRでは、ボールベアリングプーリーを2つ設置、アクセルランがどこにも干渉すること無くスムーズに引けるよう、上部プーリーをフレキシブルに可動するようデザインするオリジナルシステムを完成させた。標準装備の3ステップアクセレーターと合わせ、より効率的にアクセルワークを行えるようになった。
より良く飛ぶための機能を凝縮
空気の乱れを生じやすい頭と肩の後流を整流し後ろに受け流すバックフェアリングは、現在クロスカントリー・レース用のハーネスではスタンダードになっている。スウィフトRでもパイロットの上半身の有害抵抗から生じる乱流を整流するために、ラムエアー構造で成形された大型のバックフェアリングを配している。
コクーンスカートはクロージングシステムにより、フライト後の足入れも容易に行える。先端から空気を取り入れて成形されるフロントフェアリングコーンは、確実にエアーを取り込み整流効果を向上させる。軽量で収納性も高いので全体をコンパクトにできるメリットがある。
コンペユースを考慮、レスキューコンテナをボトムとフロントの2ヶ所に設定している。ボトムコンテナのハンドルは右サイドにあり、マグネットを使用したコンテナカバーはプレフライトチェックを容易にしている。フロントパラシュートコンテナのハンドルは、左右どちらの手でもグリップが可能で安心感が高い。
またフロントコンテナ上部には、ベルクロで取り外しも可能なインストルメンツパネルを装備、フライト後のデータエントリー時に有効だ。開傘時にスムーズに解放するジッパー式のブライダルカバーは、メンテナンスやセッティングも簡単だ。
サイジング
現在はM/Lのワンサイズのみの展開で、適応身長は190cmまでとなっている。しかし、あくまでも目安で、165cmや185cmのパイロットにフィットしているケースもある。ジャパン ラ・ムエッティで試着可能なので、気になる方は問い合わせてほしい。
(REPORT:Yugo ARAI)
SPEC INFORMATION
カテゴリー:コンペティション・クロスカントリー
プロテクション:ムースプロテクション
□安全装置:Tバックルシステム
■重量:4.75kg(3ステップアクセレーターを含む)
シートプレート:0.4kg/フットプレート:0.3kg/17cmエアフォームプロテクター:0.7kg/レキサンプレート:0.25kg (取り外し可能)
■サイズ:M/L(~190cm)
■カラー:ブラック×イエロー×ブルー
■価格(税別):オープン
[製造元]APCO/イスラエル
[輸入・販売元](株)ラ・ムエッティ
[URL]http://www.sky-sports.net/