series164
マツダ/デミオ
MAZDA DEMIO XD Touring (6AT)
コンパクトカーの常識を打ち破ってきたデミオ
初代デミオは1996年に登場。当時、マツダは多チャンネル化の失敗で瀕死の重傷を負っていた。その窮地を救ったのがデミオだ。スペース効率に優れた機能的な実用車として、コンパクトクラスにもステーションワゴンの流行をもたらした。2002年に投入した2代目はキープコンセプトながらも、クラスを越えた走行性能で度肝を抜いた。2007年の3代目ではハッチバックスタイルを採用し、ハイブリッド車並みの低燃費を実現して僕たちを驚かせた。
それぞれの時代で新しい価値観やインパクトを与え、コンパクトカーの常識を常に打ち破ってきたのがデミオの歴史だ。初代の発売から18年間、全世界で240万台を売り上げマツダの基幹車種に成長した。その宿命を背負って登場した4代目のデミオは、我々にどんな驚きを与えてくれるのか!

1.5リッターの小さなディーゼルエンジン投入
マツダ大躍進のキーワードは「スカイアクティブ・テクノロジー」。これはマツダの新世代技術群の総称だが、中でもCX-5に搭載したディーゼルエンジン「スカイアクティブ-D 2.2」は、受注台数の約83%を占める人気者だ。CX-5に続き、アテンザ、アクセラと矢継ぎ早に投入し、生まれ変わりを突き進めるマツダの新世代モデルの第4弾がデミオだ。
今、ノリノリのマツダがデミオで仕掛けるポイントは3つ。幾多の難題を乗り越え完成させた小さなクリーンディーゼルエンジン「スカイアクティブ-D 1.5」の投入。そしてクラスを超えたデザインと走り、機能性により「コンパクトカーはこうだ」という既成概念を打破すること。最後に防府工場とタイ、メキシコでほぼ同時に生産を開始するマツダ初のグローバル生産体制で世界に打って出ること。国内は月5,000台(年間6万台)、グローバルでは年間20万台の生産を目指す。
長距離ドライブを可能にしたディーゼルが受注の7割に!
外観のイメージは3代目の雰囲気を継承しながらよりボリュームのあるデザインを採用し、一連のマツダデザインを盛り込んでいる。ドアを開けてドライビングシートに座れば、コンパクトカーとは思えない品質の高さが伝わってくる。デミオのラインナップは改良を加えた1.3ガソリンエンジン搭載の13C、13S、13S L パッケージと2.5L ガソリンエンジンに匹敵する最大トルクを誇る新開発の1.5ディーゼルエンジン搭載のXD、XDツーリング、XDツーリングL パッケージと各3グレード、それぞれにFF と4WDの設定があり6AT に加え6MT(ガソリン車は5MT)搭載車も用意する。
特に1.5ディーゼルエンジンはFF(6MT)でJC08モード燃費消費率30.0を達成、満
タンで1,000㎞以上を走行できる驚異的な長距離ドライブ性能を可能にした。それを支えるボディや足回り、ドライビングポジション、居住性、室内空間も走る楽しさを存分に引き出してくれる。一足先にガソリン車は発売が始まったが、ディーゼル車は10月23日、4WD車は12月に発売開始。受注は絶好調で販売目標の月5,000台は楽々クリア、7,000台を超えた。その7割近くがスカイアクティブ-D 1.5搭載車だ。
ボディカラーはグレードによる違いもあるが全部で10色。中でも「ソウルレッドプレミアムメタリック」は、広島東洋カープのヘルメットにも同じ塗装を施していることはお馴染みの話。ソウルレッドプレミアムメタリックのボディカラーに、XDツーリング Lパッケージのオフホワイトのシートとインテリア。この組み合わせが最高に格好いい!
DATA
●車体 | |||
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全長×全幅×全高(mm) | 4060×1695×1500 | ホイールベース(mm) | 2570 |
車両重量(kg) | 1130 | 乗車定員(人) | 5 |
●エンジン | |||
型式 | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ | 排気量(cc) | 1498 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 77[105]/4000 | 最大トルク(N-.m[kg-m]/rpm) | 250[25.5]/1500-2500 |
JC08モード燃費消費率(km/l) | 25.2 | 駆動方式 | 2WD(4WDの設定もあり) |
■車両本体価格帯(税込):¥1,944,000(¥1,782,000~2,192,400)
■お客様相談室 0120-386-919
■URL: http://www.demio.mazda.co.jp/