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スズキ/ハスラー
SUZUKI HUSTLER Xターボ(4WD)
激戦の軽自動車も個性の時代へ!
軽自動車は、日本の生活になくてはならない。毎月の新車販売ランキングも軽自動車が独占している。ちなみに2014年4月の統計では、1位がタント(ダイハツ)、4位ディズ(日産)、5位ワゴンR(スズキ)、6位N-BOX(ホンダ)、7位アルト(スズキ)、8位ムーヴ(ダイハツ)、10位スペーシア(スズキ)と7台がランクイン。自動車メーカーにとって軽自動車は最も熱い主戦場で、あの手この手で闘いを繰り広げている。
普通自動車でもここ数年ジャンルを超えたクロスオーバータイプに人気が集まっている。その流れが遂に軽自動車にまで及んできた。その具体的な形が昨年12月に発表されたハスラーなのだ。往年のスズキファンはその名を深く記憶に刻んでいるだろう。ハスラーは70年代にスズキが販売していたオフロードバイクで、仮面ライダーのサイクロン号のベースにもなっている。
またスズキの四輪車を語る時、ジムニーの存在の大きさは計り知れない。初代ジムニーが発売された当時とその使い方は大きく変化してきたが、雪国での生活の足や本物志向の遊び車として、その存在感は燦然と輝き続けている。常に強烈な個性で、他社をリードしてきたスズキだが、新たに放った矢は、軽ワゴンタイプの乗用車とSUVを融合させた新しいジャンルだった。

アクティブ派に似合う
軽クロスオーバー
ベースは、大ヒットモデルのワゴンR。直立させたAピラーとロングルーフが生み出す広い室内空間、そして最低地上高を上げ、ラフロードや雪道での走破性を向上。日常使いから週末のレジャーまで、場所を選ばないオールラウンダーに仕上がっている。
やはり一番の注目は、個性的なスタイルで、未塗装のバンパーや張り出したオーバーフェンダー、カラフルなボディカラーなど強烈なインパクトを与えてくれる。しかし、ハスラーが優れているのは見かけだけじゃない。坂道でも楽々発進できるヒルホールドコントロールや下り坂でも安心のヒルディセンとコントロール、滑りやすい路面での発進をサポートしてくれるグリップコントロール、発電にかかる無駄な燃料消費を抑えるエネチャージ、アイドリングストップ、レーダーブレーキサポート、誤発進制御機能など、最新の機能を搭載して様々なシーンで高いレベルの安心感をドライバーに与えてくれる。
カラ―もオプションも豊富!
ハスラーのグレードはベースグレードのA、中核をなすG、充実装備のXの3つ。GとXにはターボエンジン搭載車も揃える。トランスミッションはAとGにCVTと5MT、XはCVTのみの設定だ。ボディカラーは個性的な9色、ルーフの色を変えた2トーンを含めれば11パターンが揃っているのも嬉しい。
お薦めは15インチアルミホイールやディスチャージヘッドランプ、LED再度ターンランプ付きドアミラー、本革ステアリングが標準になるXで、余裕の走りのターボ、雪道やラフロードを考慮して4WDというチョイスか。特にパラグライダーユーザーにはお薦めだ。ボディカラーは好みだが、イメージカラーのパッションオレンジとホワイトルーフの2トーンがチャーミングだ。
便利で使えるオプションも豊富に揃えている。リアハッチに取り付けるカーテン&タープキットやプライバシーショードなど、キャンプや人気の車中泊、マリンスポーツ、スノースポーツなどターゲットを絞ったアイテムが目立っている。
普通自動車も含め、すべての自動車の中でもその個性は際立っている。ハスラーに遊び道具をたくさん積み込んで、アウトドアに飛び出そう!
DATA
●車体 | |||
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全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1665 | ホイールベース(mm) | 2425 |
車両重量(kg) | 870 | 乗車定員(人) | 4 |
●エンジン | |||
型式 | 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ | 排気量(cc) | 658 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 47[64]/6000 | 最大トルク(N-.m[kg-m]/rpm) | 95[9.7]/3000 |
JC08モード燃費消費率(km/l) | 25.0 | 駆動方式 | 4WD(FFの設定あり) |
■車両本体価格帯(税込):¥1,576,050(¥1,048,950~1,618,050)
■お客様相談センター 0120-402-253
■URL: http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/