カシオ「EXILIM EX-FR10」はカメラ部とモニターがあるコントローラー部が分離するユニークな構造が特徴だ。カメラ部にデータを記録、ブルートゥースで接続したモニターですぐに確認できる。

レンズ、モニター、フレームという最小限の要素を組み合わせた ユニークで機能的なスタイリングが特徴のカシオEXILIM EX-FR10。 自分から離れた場所にカメラを置いて撮影するという超個性的な セパレートスタイルが生み出す楽しさをパラグライダーで味わってみた。 ハンズフリーで撮影しながらフライトすれば、アフターフライトの楽しさも無限大。 特に各地で人気のタンデムフライトで活用すれば、 素敵な思い出をパッセンジャーに残せるに違いない!

◎価格:オープン
◆EXILIM EX-FR10の詳細情報はカシオのホームページで確認下さい。

http://casio.jp/dc/products/ex_fr10/

(左)カメラ部の重さはヒンジユニット込みで約95gと超軽量。ヒンジ部分をスタンドにしたり、三脚やマルチアングルクリップ(オプション)を使えばいろいろな場所に取り付けて撮影が可能だ。

(右)コントローラーの重さは約80g、モニターはタッチパネルで画面をフリックするなどスマホのような直感的な操作が可能。離れていてもワイヤレスを感じさせないスムーズな操作性を楽しめる。

  • 操作ボタンは電源、シャッター、ムービーの3つに加え、ヒンジユニットから外す[FREE]レバーとシンプルだ。

  • ヒンジユニットを外す[FREE]レバーでカメラを90°回転できるので、横位置/縦位置を自在に使い分けられるのは空撮で嬉しい機能だ。レンズの左右にあるグレーのマーキングで横位置/縦位置を識別できる。


  • ヒンジユニットからカメラを外せば重さは約63g。防塵・防水・耐衝撃性能を備え防水ケースなどに入れる必要もない。取り付け方法を工夫すれば、直接キャノピーに装着して撮影することもできるのでかなり楽しくなりそうだ。

A ストラップやザックに簡単に取り付けられるオプションのマルチアングルクリップ(2,500円+税)を、シューズに取り付けてみた。靴ひもの中に通すようにすれば、しっかりと固定できる。
B マルチアングルクリップはクリック式。外側に向ければ、つま先についたカメラでローアングルの撮影が立ったままの姿勢で可能だ。
C マルチアングルクリップを内側に向ければ自分撮りモードに早変わり。膝を曲げていると膝頭が写り込んでしまうので、撮影バーのように膝を伸ばすのが上手く撮影するコツだ。

A 撮影バーを下方からあおるように撮影。自分とキャノピー、その向こうにある風景を写し込むならば縦位置がお薦めだ。
B 約80㎝の撮影バーを使って正面から撮影。カメラの設定を横位置で撮影すると山並みなどの風景を広く入れることができる。
C 撮影バーを高く掲げて撮影。自分を通して背景にある地形を写し込めば、パラグライダーならではの浮遊感を表現することができる。

A マグネットで挟んで取り付ける専用アダプター(別売)をキャノピーに取り付けて撮影。インターバル撮影モードに設定して、撮影に気を捕らわれずフライトに専念。ヒンジユニットを含まない重量は65gしかないので、マジックテープで直接貼り付けることもできそうだ。
B 翼端にカメラを取り付けて撮影。カメラを縦位置に設定すれば反対側の翼端を入れ、その向こうにある風景を切り取ることができる。
C キャノピーに取り付ける場所にも注意しよう。Aライン、Bライン、Cラインと場所によって画面上の自分の位置が変わってくる。何度かテストしてベストポジションを見つけ出そう。

撮影バーを使って撮影する場合、遠くから撮ろうと思い切り手を伸ばしてしまいがちだが、そうするとバーも写り込んでしまう。カメラのアングルをくらいに設定して撮影バーをシッカリ握り立てるように撮影するとバーの写り込みを防ぐことができる。

A カメラの角度を45°くらいに設定しバーをシッカリ握り立てるように撮影するのがコツだ。
B カメラの角度を直角にして、バーを差し出すように撮影するとバーが写り込んでしまう。

撮影した後に簡単に作成できるハイライトフォトやハイライトムービーもお薦めのポイントだ。専用アプリを使えば簡単にユーチューブやフェイスブックにアップして共有できる。

【ハイライトフォト】は撮影した静止画から、カメラが自動的にお薦め画像をチョイスして、10種類のパターンから簡単にコラージュ風の作品に仕上げることができる。(右)
【ハイライトムービー】は撮影した静止画と動画から、1本のムービーを自動作成してくれる便利な機能で3種類の長さ、4種類の音楽を選べる。(下)
【インターバル撮影】撮影間隔(15秒/2分/5分)と撮影パターン(静止画のみ、動画のみ、静止画+動画)を設定すれば自動的に撮影をしてくれるので、ハンズフリーで撮影できる。

専用アプリ「EXILIM Link」を使えばEX-FR10の楽しさはさらに広がる。スマートフォンやタブレット端末にインストールしWi-Fiでリンクすれば、端末側から撮影したり、ハイライトフォトやハイライトムービーをエリアに居ながらにして簡単にシェアできる。



作成したハイライトムービーをYouTubeでチェック!
QRコードをスマホで読み込むか下記リンクへ。
http://youtu.be/xqK-aW12YPE