|
リアルパラワールド・木島平ミーティングでは、毎年豪華ゲスト達が華麗なアクロのデモフライトを披露してくれますが、アクロの技の名前を知らない方もいらっしゃるかもしれません。そんな方のために、アクロの基本技をご紹介します!
どんな技か分かると、見るときにもっと面白くなりますよ!!
※2005年2月号~10月号連載「加藤豪のアクロテクニック丸わかり」より
ダイナミックSAT
アクロの中でも最も有名な技。
まず、「SAT」の説明から。「SAT」とは、スペインのラウル・ロドリゲスとフェリックス・ロドリゲスが中心となり、アクロバティックが好きな人達が集まって結成された、アクロ界で有名なチームの名前。“Safety Acro Team”、略してSATです。そしてこのSATチームのラウル・ロドリゲスが編み出した技に、チーム名をそのまま名付けしたのです。
「SAT」は今のアクロの大技の基本となっており、これを変化させることでダイナミックSATやリズミックSATになります。
ダイナミックSATとは、スピードをつけた状態でのSATのこと。普通に飛んでいる上体のパイロットの位置を0度とすると、ダイナミックSATは最大で135度まで振り上がった状態になります。
一般的なスピードの付け方としては、図の①のようにアシメトリックスパイラル(非対称なスパイラル)でスピードを付け、そのスピードを殺さずに②のピッチングに繋げてより加速。そして、③でパイロットがピッチアップしたところでSATに入ります。
④でダイナミックSAT、実際見ているとアシメトリックスパイラルでも動きが速く見えますが、ダイナミックSATに入ってからもう一段階スピードアップします。
⑤で止めるときもありますが、スピードが乗っていると続けて2~3回転します。
特徴としては、通常パラグライダーは旋回時、内翼が下がり、パイロットは旋回している側に傾きます。これに対し、SAT中は内翼ではなく外翼が下がり、パイロットは旋回している側とは反対側に傾きます。そして翼は前に進んでいますが、パイロットは後ろ向きに進みつつ、キャノピーの真横で回ります。
|