ギア・インプレッション

FEATHER

JAPAN LAMOUETTE

FEATHER

羽根のように軽く、鋼のようなパワーを秘めた
国産ユニット

フレーム・ケージはS〜LLの4タイプ、エンジンはパワー順にRaket60/Raket120/Snap100/Mini2plusの4種類から選択できる。小柄な人からパワフルなタンデム用までと幅が広い。しかし、どれもとても軽い。SサイズのRaket60はなんと15.5kg。一番需要の多いMサイズケージのRaket120でも21kg(ハーネス込)に過ぎない。

軽量コンパクト

オーソドックスなアルミ合金パイプの溶接構造のメインフレームは、軽量で、正立状態での剛性が非常に高い。表面にはカラーアルマイト処理が施され、防食と傷つき防止の効果がある。同素材のプロペラガードは円周4分割のシングルケージ。6本のパイプステーでフレームに固定され、組み立て分解は全て工具不要のはめ込み+ベルクロ式。オプションで、安心感のあるダブルケージ(6分割)も指定できる。
ハーネスは水平可動式ディスタンスバー+肩吊り式。フライト中も地上ハンドリング時も圧迫感や不安定さを感じない。両腰部分に容量の大きなポケットがある。非常時用キットやグローブ、クロスカントリーフライト等では重宝しそうだ。
プロペラは仕上げがとてもキレイな3層合板製。S・M・Lの3種類のケージにマッチする長さはそれぞれ107cm・115cm・122cmで、Mini2plus用にはLLケージと130cmプロペラも用意されている。
Mini2plusは電動スターター、スナップとRaket60・120はリコイルスターターが標準装備。フットバンドにスターターグリップを掛けることにより、空中での再スタートも可能。Raket120は電動スターターのオプション設定がある。

試乗インプレッション

ユニットを背負って立ち上がる。「か、軽い…」筆者は日頃30?程度の鈍重ユニットに慣れているせいか、21?という軽さはスゴい。そして、初めて試みるフットスタート。足を2〜3回後ろへキック、初爆を確認し4回目のキックで始動した。慣れるのに多少時間がかかるが、空中での再始動も容易だろう。
試乗用キャノピーはフェザーとの相性が非常に良いアプコ製スラストHPのSサイズ。風は無風、苦手なフロントライズアップ。しかし、Raketエンジンはアイドリング状態ではプロペラが静止しているので安心だ。スラストHPは立ち上げ性能が良く、アイドリングのまま2〜3歩踏み込んだだけで頭上へ。スロットルレバーをゆっくり開き、助走を加速、頃合いを見計らってハーフブレイクで足が離れた。
スロットル全開ではほとんどまっすぐズンズン上昇していく。反動トルクの影響をほとんど感じない。全開状態でエンジンは7500〜8000rpm、排気音は比較的甲高いが、長時間耳栓なしでも全然耳障りではない音。
高度200mほどでエンジンをアイドリングに戻し高度処理。エンジン回転のレスポンスがとても素直なのでスロットルワークがとっても簡単だ。パワーにもかなり余裕がある。
プロペラの回転面が外に突き出ているシングルケージは、ランディング時にサスペンションラインやキャノピーを巻き込む危険性があるので早めにエンジンカット。無風のため、深めのフレアーでも対地速度がかなり速い。しかし、軽く動きやすいユニットのおかげでソフトに着地。楽しいフライトだった。
ラ・ムエッティのフェザーは、ネーミングの通り羽根のように軽く快適なパラモーターユニットだ。しかも幅広いラインナップと手頃な価格設定。そして国産ならではの迅速な部品供給と修理対応。間違いなくコレは、買いだ。

(REPORT: Daisuke SAGAWA)

SPEC INFORMATION

モデル >サイズ
(プロペラ直径)cm
排気量
cc
乾燥重量
kg
推奨パイロット重量
kg
静止推力
kg
Racket120 S(107) 118 20.5 <70 39
M(115) 21 <80 41
L(125) 21.5 <90 43
Racket60 S(107) 61.4 15.5 <50 28
M(115) 16 <55 30
L(125) 16.5 <60 32
Snap S(107) 96 22 <80 48
M(115) 22.5 <95 50
L(125) 23 <110 52
Mini2Plus S(107) 202 27.5 <140 64
M(115) 28 <150 67
L(125) 28.5 <160 70
LL(130) 29 <170 72

[製造元]JAPAN LA MOUETTE/日本
[輸入・販売元](株)ラ・ムエッティ
[URL]http://www.sky-sports.net/

(2008年4月号掲載)