ギア・インプレッション

BRIGHT5

GRADIENT

BRIGHT5

さらなる軽量化で
ますますフレンドリーな翼に!

GRADEINT社から、EN-AクラスのBRIGHT 5がリリースされた。ソロフライトの夢を実現してきたBRIGHTシリーズの最新モデルBRIGHT5は、長年にわたり軽さにこだわってきたGRADIENTだからこそできたフレンドリーな翼として完成された。

軽い!

ブライト5は、26サイズで4.9kgという軽さである(ブライト4は5.3kg)。これだけの軽量化を実現させたもっとも大きな要因が、EVER LASTというマテリアル。生地メーカーのポルシェスポーツ社とグラディエント社で共同開発されたもの。ハードなコンディションでのテストフライトでその耐久性は実証されている。
そもそも、なぜ軽いのがいいのか? まず、グライダーの反応が良くなる。同時に、軽量化すると慣性力が弱まるためか、気流の変化とグライダーの変化のミスマッチが引き起こす「おつり」が少ないように感じられた。
そして、軽量を実感できるのがライズアップだ。フワーと軽く上がり、勢い余って頭の上を通り越すシューティングは起きにくい。最近のグライダーはパワーが強く持て余すことがあるが、ブライト5のライズアップはお行儀が良いという感じだ。

フライトインプレッション

優しいライズアップとはうって変わり、空中では強いサーマルブローに負けじとグイグイ前に進んでいく。ハンドリングは、EN-Aクラスらしくはっきりとしたブレークプレッシャー。サーマルに吸い寄せられるように前進し、ピッチアップしていく。このクラスとしてはアスペクト比は4.82と高めで、激しく気流が変化する場面では、その気流の変化はグライダーから伝わってくるものの、反応は優しい。ラインテンションが弱まった時も、軽量セールのおかげで潰れまでは起きなかった。
降下手段であるビッグイヤーは、オーソドックスに、専用のA’ライザーで行なう。引くと、サクっと折れ、また回復はスムーズだ。注意点も特にない。

グライダー構造

前縁はナイロンスティックで成形されている。構造はマイラー生地にナイロンロッドを縫い合わせているハイブリッドタイプ。初心者がグライダーを前縁から落としてしまう際にナイロンロッドとセールにダメージを与えてしまうのを避けている。
Aラインのアタッチメントポイントは、膨らみを持たせたS字カーブの形状になっている。
ラインプランは、トップライン4列ラインで、ボトムは3列ラインの、3ライザーシステム。センターから翼端に向かって異なる径のラインを採用し、必要最小限の抗力に抑えられている。

最初の一機にも、パラモーターにも!

最新のマテリアルを搭載し、上級機からのフィードバックを得たブライト5は、ソロフライトを成功させて、ソアリングを楽しみ、パイロットまでの練習過程をこなすだけの十分なポテンシャルを持っている。ソロフライトデビューに向けて練習中の講習生にとっても、リラックスしてフライトを楽しみたいパイロットにも、ブライト5のフレンドリーな特性は頼もしいものとなるだろう。
また、この特性はパラモーターでのフライトにも最適だ。現在パラモーターのための多目的ライザーを準備中だ。

(REPORT: Atsushi UENO)

SPEC INFORMATION

サイズ 22 24 26 28 30
セル数 40 40 40 40 40
翼面積(投影)㎡ 18.7 20.24 22.7 24.99 27.26
翼面積(実測)㎡ 22.06 23.88 26.77 29.48 32.14
翼幅(投影)m 8.29 8.62 9.13 9.58 10.01
翼幅(実測)m 10.31 10.73 11.36 11.92 12.44
アスペクト比(投影) 3.67 3.67 3.67 3.67 3.67
アスペクト比(実測) 4.82 4.82 4.82 4.82 4.82
飛行重量 kg 54-55 63-80 75-100 90-115 95-135
機体重量 kg 4.1 4.5 4.9 5.3 5.7
安全規格(EN) AAA AA
価格(税別) ¥400,000¥405,000¥415,000¥420,000¥425,000

[製造元]GRADIENT/チェコ
[輸入・販売元](有)エアハートコーポレーション
[URL]http://www.airheart.jp/

2014年08月号掲載)