フライヤーのためのパラワールド新車情報

series146

ホンダ/フィット シャトル ハイブリッド

HONDA FIT SHUTTLE HYBRID

ホンダフィットシャトルベストセラーモデル・フィットの完成形!

発売10周年を迎えるフィットは、燃料タンクを前席下に移動したセンタータンクレイアウトが生み出す優れたパッケージングと高い実用性でホンダの代表モデルに成長。2010年10月には待望のハイブリッドを加え、6月に発売が始まったフィットシャトルでさらに勢いを加速させている。
「フィットは便利だけど、もう少し荷物が積めれば…」というユーザーは多かったに違いない。フィットをベースにしたワゴンは多くのユーザーが求めていた形だった。フィットシャトルは実質的にはワゴンでもネーミングに"シャトル"を使っている。
ワゴンに商用車のイメージが強かった80年代、コンパクトで背の高いシビックシャトルは遊び心で溢れていた。90年代、ワゴンはお洒落な車の代名詞になり、アコードやレガシー、カペラなどのワゴンが全盛を極める。次第にミニバンに押されワゴン人気は低迷、現在もワゴンの名を残すのはレガシーくらいでメーカーは意識的に"ワゴン"というフレーズを排除しているようにも見える。奇しくも同時期に発売になったプリウスα(5/7人乗りの設定)だが、販売の中心は予想に反して5人乗りで実質プリウスワゴンと言ってもいい。

キャビンは上品な光沢管を随所に取り入れ、上質感を演出している。

震災の影響を乗り越えて

当初、3月17日の発売を予定していたフィットシャトルは、震災の影響を受け生産工場を狭山から鈴鹿に急遽変更。部品調達と生産体制を整えようやく発売が始まった。フィットと同じシステムを搭載したハイブリッドと1.5リットルガソリンエンジンの2つのラインを揃えている。ハイブリッドが受注の8割を占めているというが、当然と言えば当然の流れだろう。
デザインはフィットの荷室部分を延長、Cピラーをあえて目立たせることでキャビンと荷室の存在を明確にしているのは、昨年8月に販売が終了したエアウェイブと同じ手法だ。販売がいまいちだったエアウェイブを、シビックベースからフィットベースにしたモデルチェンジと見ることもできる。"シャトル"のネーミングには個人的にシビックシャトルのイメージが強く、遊び道具をたくさん積み込んで非日常へ向かう相棒として、もっと(ホンダらしい)遊び心を盛り込んで欲しかった。
冒険ができない時代、手堅いデザインの車を揃えるホンダ。ユニークなデザインのジュークを投入できるニッサンに、かつてのホンダを重ねてしまうのは自分だけだろうか?

お薦めは、絶対にハイブリッド!

販売の中心のハイブリットはボディが大きくなった(+60kg)にも関わらず、システムの効率化やエンジン、ブレーキを見直してフィットハイブリッド同等の30.0km/l(10.15モード)を達成。ラインナップはベーシックのハイブリッドCにスタンダードのハイブリットの2種類で何れも2WD(FF)、ガソリンエンジン車はベーシックの15Cとスタンダードの15Xの2種類でどちらにも4WDの設定がある。
外見の違いは、ハイブリッドのフロントグリルとヘッドライト、リアコンビネーションランプにメッキとクリアブルーのクールな仕様になっている。使い勝手はカーゴスペースにバッテリーを搭載しない分だけ、ガソリンエンジンの方が床下収納スペースをフルに使える。スタンダードなハイブリッドと15Xの価格差は20万円。ガソリン価格が上昇しているとは言え、その差額分を回収するのは容易ではない。ハイブリッドを選ぶことは環境に対するあなた取り組みの表現で、決して損得勘定であってはならない。よってお薦めはディスチャージヘッドライトとスマートキー、本革ステアリングなどが標準のハイブリット・スマートセレクションで、価格は193.5万円だ。

DATA

●車体
全長×全幅×全高(mm) 4410×1695×1540ホイールベース(mm)2500
車両重量(kg) 1200乗車定員(人)5
●エンジン
型式SOHC・チェーン駆動排気量(l)1339
最高出力(kW[PS]/rpm)10[14]/1500最大トルク(N-.m[kg-m]/rpm)78[8.0]1000
10・15モード燃費消費率(km/l)30.0駆動方式2WD

■車両本体価格帯(税込):¥1,810,000~2,330,000
■Hondaお客様相談センター  フリーダイヤル0120-112010
■URL: http://www.honda.co.jp/FITSHUTTLE/